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令和5年度第2回体験会&第3回交流会を開催しました

2023年11月22日に介護事業者と企業の皆さまを対象にセミナーおよび体験会・交流会を開催しました。このイベントでは、介護事業者と企業の代表者が集い、介護テクノロジーの導入に関するノウハウや事例の共有が行われました。
セミナーでは「失敗しない介護テクノロジー導入の3つのポイント」と題したプレゼンテーションが行われ、続いて介護施設の方々から事例発表をしていただきました。参加者たちは、人材不足の解消やコスト効果の観点からテクノロジーの導入経験を共有し、導入後の実際の効果について活発な意見交換を行いました。

13:10~
参加者受付

※公共交通機関の遅延により開始を10分遅らせセミナー開始を13:40に変更しました。
すでに会場に到着いただいている参加者はその間自由に展示機器を見ていただきました。

13:40~
オリエンテーション
13:45~
挨拶(神戸市福祉局介護保険課 係長 中村 美咲)
13:50〜
介護テクノロジー導入セミナー
「失敗しない3つのポイント!!初めての介護テクノロジー導入はここをおさえる」
(一般社団法人日本ノーリフト協会 代表理事 保田 淳子)
14:30〜
導入施設事例発表
「人材不足解消と導入による費用対効果」
(特別養護老人ホーム 真愛ホーム 入所課長 中山 晶代/生活相談員 小林 鷹)
(特別養護老人ホーム 六甲の館 施設長 溝田 弘美)
15:10~
交流会/機器体験
16:30
 終了

今回のイベントは、当初は展示会形式による「介護テクノロジーを知る機会」にする予定でした。展示会形式では個々の製品をじっくり知るには適していますが、「なぜ導入しなければならないか」を学ぶ機会になりにくい面もあります。
これまでのプロジェクト活動から、介護テクノロジーの導入にあたり「はじめに知っておくべきこと」を伝える機会が不足していることを感じたため、今回はセミナー形式変更することになりました。

また企業の方には、介護事業者がどのように導入に至るのか、また導入時の課題を知っていただくとともに、企業間・介護事業者との交流の場として参加いただくことにしました。

13:50からの介護テクノロジー導入セミナーは、 「失敗しない3つのポイント!!初めての介護テクノロジー導入はここをおさえる」と題して、導入にあたって陥りがちなパターンをご紹介し、そうならないためのポイントをお伝えしました。
介護事業者の方から実際の導入事例を通じて、改善した点・苦労した点などをリアルにご紹介ただきました。

15:10からの意見交換会では、介護事業者、企業一緒になってグループワークを実施しました。

セミナー内容を踏まえてお互いの状況を共有したり、質問しあったりして大変盛り上がりました。
開催後のアンケートでも
「交流会の時間をもう少し多くしてほしい」
「交流会がとても良かったので、定期的に行ってほしい」
といった声が多く寄せられました。今後のイベント企画の参考にさせていただきます。

アンケート結果(回答者24名)

今回はアンケート項目の中から「今後の介護テクノロジーに関する要望」に関するものを抜粋してお伝えします。参加者の皆さまの率直なご意見が集まり、事務局も大変興味深く受け止めております。

介護現場において、一番解決したいこと(課題を感じていること)を選択(複数回答可)

介護者の身体的負担や精神的負担と答える人が多数いる結果になった

n=24

どのような介護テクノロジー(機器)を求めるか。
あるいは、求められていると考えるか。(自由記述:主なご意見を抜粋)

  • 安全で安心な機器
  • 機器をとり入れて活用したいが、小多機では自宅がメインなので導入が難しいと感じる点もある。管理者が参加することも必要だと思う。
  • 狭小部でのトランスを、機器を用いてどのようにしていくか。
  • コミュニケーションツール(おもちゃ、リハビリ用品)
  • 今回参加した中で車いす洗浄機がとても素晴らしいと思った。車いす洗浄も負担が大きい業務なので、そういった視点も大切だと思う。
  • コンパクトに使える機器
  • 自動判断、自動化
  • 手軽に健康状態を管理するツール
  • 費用対効果が出せるテクノロジー
  • 夜間の安眠を促せる機器
  • リフト(特に浴室かトイレ介助で使用できるもの) 等

上記で回答した機器は、どこでの活用をイメージしているか。
当てはまる場面を選択(複数回答可)

トイレが一番多く、続いて個浴、居室という結果になった

n=20

「介護テクノロジー導入促進の手引き
(介護事業者編/企業編)」の認知

「知っているが、活用していない」が41%、「知っており、活用している」が17%、「知らない」が42%

n=24

介護テクノロジーに関するニーズは、プロジェクトの参加されていない介護事業者も対象に含めて別途実施いたしますので、その結果も含めて報告を取りまとめます。
それ以外にもさまざまな形で寄せられたご意見をもとに、プロジェクト活動の充実を図ってまいります。
引き続き本プロジェクトにご注目ください。

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